[ 光のセレモニー ]
私たちSimoon(シムーン)は、
紙素材をベースとした作品作りをしているデザインアトリエです。
制作には、ヒマラヤの山地で作られた手漉きの紙を中心に、
日本をはじめ世界各国の特色ある紙を使用しています。
中心となるヒマラヤ産の手漉き紙は、
和紙の原材料となる雁皮(がんぴ)や三椏(みつまた)といったジンチョウゲ科と同種の
ロクタという、標高1,800~3,000mの高所に生育する植物から作られています。
このロクタから一枚一枚漉き出された紙は、
その非常に原始的な製法にもかかわらず、
真に迫った表現力や説得力を誇っていて、独特の風合いと艶やかさを持つ仕上がりは
間近で目にした際には、
どこか懐かしさとともに高貴さすら感じさせてくれます。
ヴァリエーションも豊富で、
同じ山野で育った草花が豊富に漉き込まれたものや、天然染料で染められたもの、揉んで革のような
風合いを持った厚手紙や、ユニークなモティーフがプリントされたものなど、
大変、個性的な紙が揃っています。
また、この種の紙は繊維の毛足が長く、とても丈夫なことでも知られ、
現地では古くから聖典や公文書などの保存にも使用されています。
これら魅力的な素材を生かすことで、
私たちの作るアートパネルや壁面装飾、商業サインなどが、
個人のお宅や店舗、公共の空間などを、
より一層豊かなものにする一助となれたなら、幸いです。
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